親知らずとは?
親知らず(智歯)は、永久歯が生え揃ってから最後に生えてくる歯であり、前歯の真ん中から数えて8番目に生えてくる歯のことを指します。全て生えてくれば4本の親知らずになりますが、現代では退化傾向にあり、1本も生えてこないケースも少なくありません。
親知らずは正常に生えていて健康な状態であれば問題はありませんが、周囲の歯への影響や将来的なトラブルを考慮し、親知らずを残すリスクの方が高いと判断される場合には抜歯をする必要があります。
親知らずでお悩みの方へ
当院では、幅広い症状の親知らずの診断・抜歯治療に対応できます。大学病院にて研鑽を積んだドクターが患者さまの親知らずを拝見し、将来的なトラブルの可能性なども考慮しながら、抜歯をした方が良いかどうかの診断をさせていただきます。抜歯が必要な場合には、事前に患者さまにその旨をしっかりと説明し、ご納得をいただいてから治療へと進んでまいりますので、どうぞご安心ください。
難しい親知らずの抜歯も
お任せいただけます
○セカンドオピニオン・個別相談にも対応
当院長は、歯肉の中に埋まった親知らずなど難症例を含むさまざまな抜歯治療の実績がございます(症例実績:通算10,000本以上)。「大学病院でないと抜けない」と他院さまで診断された親知らずにつきましても、当院であればほとんどのケースに対応可能です。セカンドオピニオンや個別相談にも対応しておりますので、親知らずでお悩みの方は、まずは一度お気軽に当院へご相談ください。
親知らずの抜歯の
治療費について
保険診療で「即日抜歯」や
「複数本の抜歯」にも対応
当院では症状をしっかりと把握し、親知らずの痛みをその日に解決できるよう努めています。治療時においても、痛みに最大限の配慮をした親知らずの抜歯を行なっています。当院の親知らずの抜歯治療は保険診療(保険適用内)です。難しい症例でなければ基本的に費用は【2,000円〜4,000円】程となります。
親知らずの抜歯プラン
ここでは、症状に応じた治療時間と治療費の目安についてご紹介しています。
あなたはどの抜歯プランに当てはまるでしょうか?
上の親知らずの抜歯プラン
まっすぐに生えている上の親知らずの抜歯。即日抜歯が可能です。
治療時間 | 15分 |
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治療費 | 約2,000円〜3,000円 |
下の親知らずの抜歯プラン
顎の骨の中に埋まっている下の親知らずの抜歯。十分に診査し適切な治療を施します。
治療時間 | 30〜60分 |
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治療費 | 約3,000円~4,000円(別途CT撮影:3,000円) |
※親知らずの生え方によって難易度が変動するため、金額が異なります。
1. まっすぐタイプ
難易度 | 易しい |
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治療時間 | 15〜20分 |
治療費 | 2,000円〜3,000円 |
2. 水平埋伏タイプ
難易度 | 普通 |
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治療時間 | 30〜60分 |
治療費 | 3,000円~4,000円(別途CT撮影:3,000円) |
3. 埋まっているタイプ
難易度 | 難しい |
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治療時間 | 30〜60分 |
治療費 | 6,000円〜7,000円(CT撮影必要) |
※CT撮影の結果、下顎管との位置関係等により当院での抜歯が難しいと判断される場合には、専門機関へご紹介させていただくケースがございます。
親知らずの抜歯の流れ
1問診
ご来院いただきましたら、まずは問診を行ないます。お体の状態や服用されているお薬、当日の体調についてなど、そのほか気になることは何でもお知らせください。もし抜歯前に内科や他科に問い合わせが必要な場合は、日を改めて抜歯を行なうこととなります。
2診査・診断
症状に応じて、CT撮影などの検査を行ないます。親知らずと神経や副鼻腔、周囲の歯との位置関係を把握することで抜歯の可否・難易度などを的確に判断します。
3抜歯治療
可能なかぎり痛みの少ない治療が行なえるよう、最大限の配慮をしながら的確に丁寧に施術を行ないます。術前に麻酔を十分に効かせてから治療に入りますので、術中に痛みを感じることはほとんどありません。
4縫合と止血
歯茎の切開が必要な治療の場合には抜歯後に縫合を行ないます。しばらくガーゼを噛んでいただくことで、止血を行ない、血が止まったことを確認して、抜歯治療は終了となります。
抜歯後の注意事項
抜歯後の痛みについて
抜歯治療の前後は麻酔が効いているので、痛みはほとんどありません。治療を終えて麻酔が切れ始めると徐々に痛みを感じるようになります。痛みの度合いや期間は、抜歯の難易度や個人によって異なります。一般的な目安としては、痛みは約2日〜1週間、腫れは1週間〜10日ほどで無くなります。痛みについても不安のある方は遠慮なくご相談ください。
抜歯当日の過ごし方について
抜歯直後は出血しやすい状態にありますので、できる限り安静に過ごすようにしてください。激しい運動や長時間の入浴など、血行が良くなることは避けるようにしましょう。出血が止まらない場合には、清潔なガーゼやティッシュを5分以上噛むことで圧迫止血を行なってください。しばらくは唾液に少量の血が混じります。
抜歯の跡(傷口)に
触れないようにする
抜歯後の傷口に手で触ってしまうと、細菌感染を起こしやすくなってしまいます。歯ブラシをする際も、傷口を傷つけないように気をつけましょう。
強くうがいをしないようにする
歯を抜いた後の穴の部分には、血餅(けっぺい)と呼ばれる血の塊が穴の中にとどまることで治癒を促進します。強くうがいをしすぎてしまうと、この血餅が取れてしまい、骨がむき出しの状態(ドライソケット)になり、激しい痛みを伴う場合があります。抜歯当日は強くうがいすることは避けるようにし、どうしても気になる時は優しく口をゆすぐ程度にしましょう。
抜歯後のケア
親知らずの抜歯後のケアは、治癒を促進し、合併症を防ぐために非常に重要です。適切なケアを行うことで、痛みや不快感を最小限に抑え、感染やその他の問題を予防できます。当院では、抜歯を行なった後もしっかりと
抜歯後の基本的なケア
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圧迫止血
抜歯後、ガーゼを抜歯部位に噛んで止血します。通常、30分から1時間程度しっかりと噛み続けることが推奨されます。ガーゼを交換する際には、清潔なものを使用し、できるだけ頻繁に触れないように注意しましょう。
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冷やす
腫れや痛みを軽減するために、抜歯後24時間以内は冷やすことが効果的です。氷袋をタオルで包んで頬に当て、20分冷やした後、20分休憩するというサイクルを繰り返します。直接氷を当てることは避けてください。
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痛み止めの使用
医師から処方された痛み止めや抗生物質を、指示通りに服用します。痛み止めは、痛みをコントロールし、快適な回復を助けます。
ケアをしなかった場合のリスク
- 感染抜歯部位が細菌に感染すると、腫れ、痛み、膿の排出などの症状が現れます。感染が進行すると、全身的な影響を及ぼすこともあります。
- ドライソケット血餅が早期に外れてしまうと、骨が露出し、強い痛みを引き起こすドライソケット(乾燥窩)になる可能性があります。これは、抜歯後3日から5日以内に起こることが多いです。
- 腫れと痛みの悪化冷やさないことで、腫れや痛みが増すことがあります。特に最初の24時間は冷却が重要です。
- 出血ガーゼでの圧迫止血をしないと、出血が続く可能性があります。出血が長引くと、追加の治療が必要になることもあります。
- 治癒の遅れ喫煙や不適切なケアによって治癒が遅れ、合併症のリスクが増大します。
抜歯後の定期検診
抜歯後の定期検診も非常に重要です。歯科医は治癒の進行状況を確認し、必要に応じて追加の治療やアドバイスを提供します。定期検診を通じて、感染やその他の問題を早期に発見し、適切な対応ができるため、抜歯後のケアを怠らず、定期的に歯科医を訪れることが推奨されます。